安全への取り組み
関係者との綿密な連携体制
船主・船舶管理会社とのコミュニケーション
当社では、年間を通じて「井本船友会」「井本安全会」による船主・管理会社様とのコミュニティの場を設けています。
ここでは社長自らが、井本商運グループとしての取り組みや、経営方針、安全方針の展開を行う場として、皆様とのコミュニケーションを取り合っています。
会議の中では、外部講師による講演や、事故事例の展開による再発防止に向けたカンファレンスを行うなど、リスクマネジメントに向けた管理サイドの安全文化の醸成を図っています。
昨今の船員不足を鑑み、船員労務に特化した労務担当者連絡会議を行い、各社が抱える問題の共有と、その解決を図る協力体制を強固とするべく話し合いを行っています。
井本船友会での集合写真(船主・船員管理会社)
安全表彰授与
井本船友会での懇親会の一コマ
社内勉強会の実施
当社では、社内講師による社内勉強会を毎月1回実施しています。
これは、海運会社特有の知識や法規、船舶の構造や航行のメカニズムに至るまで、部門に関係無く、社員それぞれが知見を深めることを目的に実施しているものです。
全社員分け隔てなく実施
それぞれの専門知識を後進へ伝える
社外講師による講演
船友会や井本安全会の開催時には、海運界でご活躍されている方々をお招きした「安全講演」を開催しています。
ここでは、事故防止、保全管理はもとより、事後の対策やテクニカルな内容を中心に、船主・配乗会社様と共に知見を共有し、意識向上に努めています。
海運界でご活躍の著名人による講演
事故現場さながらの迫力ある講演
乗組員とのコミュニケーション
訪船による検船、安全講習、懇親会、乗船監査などを通じて、28隻の現場乗組員の皆様とのコミュニケーションを図っています。
訪船により、船内危険個所の洗い出しや、保護具の状況、船内のチームワークや雰囲気などを確認すると共に、同じ海の仲間として意見交換などを行っています。
また、法改正に関する情報展開、事故事例の共有なども行い、自社船員と同様に愛情あふれる安全推進活動を実施しています。
自社船員とのコミュニケーションについては、船員労務担当部門である船舶部による、きめ細やかな対応と訪船を実施しています。
新年度経営方針や前年度の決算報告については、社長以下経営陣が訪船を行い、海陸社員分け隔てなく説明します。
船員管理会社合同の訪船講習
事故発生時における本船への聞き取り調査
海上社員への決算報告および新年度目標に関する説明
行政とのコミュニケーション
関係省庁や教育機関(商船高専・水産系高等学校)への出張講演を通じ、弊社の安全に向けた取り組みやデータ分析などを提供しています。
また、運航労務監理官による労務監査など、必要に応じて立ち合いを行うほか、 当社を管轄する国土交通省の神戸運輸監理部へも定期的に足を運び、意見交換を行うことで、情報共有を図ります。
一方、国交省並びに関係地方部・局主催のセミナーなどにも積極的に参加しており、官民のコミュニケーションを図ると共に知見を広げています。
国土交通大学校への出張講演
国土交通省主催の内航海運活性化セミナーへの講演
練習船または学校への出張授業