環境への取り組み

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球状船首ブリッジ

球状船首ブリッジとは、従来、船尾側にある操舵室(ブリッジ)を船首側に配置し、その船首形状を球状にした構造のことです。球状にすることで正面からの風圧抵抗を、従来型に比べて約30%低減でき、高速化と燃料効率向上による省エネ効果が得られます。
当社運航船では、600TEU型コンテナ船3隻に採用しています。
コンテナ船では、世界で初めて当社が採用しました。

球状船首ブリッジ
正面(600TEU型コンテナ船「なとり」)

正面(600TEU型コンテナ船「なとり」)

側面(600TEU型コンテナ船「なとり」)

側面(600TEU型コンテナ船「なとり」)

ブリッジ内観(600TEU型コンテナ船「なとり」)

ブリッジ内観(600TEU型コンテナ船「なとり」)

Kyokuyo

<製造元> 旭洋造船株式会社

<特許番号> 第4933487号

ゲートラダーシステム

ゲートラダーは、特殊形状の2枚舵をプロペラの両側に配置した構造です。
従来のプロペラの真後ろにある舵と比べ、プロペラ後方に障害物がないので、高い省エネ効果が得られます。
また、船体の振動や騒音の低減にも効果的です。2枚の舵を操作することにより、プロペラの水流の向きを変えられるため、離着岸性能が向上します。
当社運航船では、省エネ推進パッケージであるゲートラダーシステムを400TEU型コンテナ船に世界で初めて採用しました。

ゲートラダー紹介動画(かもめプロペラ)

ゲートラダーシステム(プロペラの両側に舵を配置)

ゲートラダーシステム(プロペラの両側に舵を配置)

ゲートラダーシステム(上空から)

ゲートラダーシステム(上空から)

従来の舵(プロペラの真後ろに舵がある)

従来の舵(プロペラの真後ろに舵がある)

かもめプロペラ株式会社 ケイセブン

<製造・販売元> かもめプロペラ株式会社

航海支援システム「eE-Navi Plan」

航海支援システム「eE-Navi Plan」とは、事前に船から航海計画(発着港、出入港時間など)を陸上へ送ると、陸上で天気予報(気象・海象の予測情報)を考慮して、計画した入港時間に合わせて到着するよう、陸上から最適な航海を支援するシステムです。
当社運航船では、600TEU型コンテナ船2隻に採用しています。
このシステムを活用すると、計画した到着時刻に遅れることなく、必要最小限のスピードでの航海が可能となり、船舶から排出されるCO2 の大幅な削減と定時運航を実現できます。
また、船から送信されるモニタリングデータや燃費削減効果、航海計画などの解析結果を確認できるので、今後の運航の効率化に役立ちます。

Kyokuyo

システムイメージ図

Kyokuyo

eE-NaviPlanモニター

Marine Technologist

<サービス提供元> 特定非営利活動法人 マリン・テクノロジスト

<商標登録番号> 第5867782号

コンポジットエコステーター

コンポジットエコステーターとは、プロペラ前方に配置した5本の翼(ステーター)のことをいい、船尾の水の流れを調整する役目があります。
船が前進するときに、プロペラに流れ込む水の流れをこのステーターによってプロペラの回転方向と逆向きの流れに変換することができます。これにより、同じプロペラの回転でも、より高い推進力を発生させることができるので、省エネ効果が得られます。
ステーターを新素材のガラス繊維強化プラスチック (GFRP, Glass-Fiber-Reinforced Plastics)で製作することにより、鉄製では実現できないような複雑な表面形状にすることが可能で、従来の同様装置より推進性能が向上します。
当社運航船では、600TEU型コンテナ船1隻に採用しています。

白枠内がコンポジットエコステーター

白枠内がコンポジットエコステーター

イメージ図

イメージ図

流体テクノ株式会社

<製造元> 流体テクノ株式会社

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