2024年05月27日
プレスリリース
報道関係者各位
内航初の機関シミュレータ導入
内航船員不足解消に対応するため、井本商運株式会社(本社:神戸市)のグループ会社である神戸海洋技術株式会社は、民間では初となる749型小型内航船の機関室を模擬した機関シミュレータを導入した。さらに、内航船員向けERM(エンジンルーム・リソース・マネジメント)訓練を立ち上げ、日本海事協会(NK)の認証を5月15日に取得した。
本訓練は、内航船員の安全運航の能力向上およびトラブル発生時の周囲への情報伝達など、コミュニケーション能力の向上を目的としている。座学、機関シミュレータを利用した演習および事故事例を用いたグループディスカッションで構成されており、修了生は運用レベルで安全な機関監視を維持する能力と、エンジンルーム・リソース・マネジメントの原則に関する知識を習得できるようになる。
神戸海洋技術では、すでに導入している操船シミュレータと機関シミュレータを連携し、1隻の船の現場を再現することを計画している。このように実態に即した実務教育を常に目指しており、これからも内航船員の育成と技術向上を目指し、安全運航に貢献していく。
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神戸海洋技術株式会社 柴田・鷹野
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